散歩を始める前の準備と覚えておくこと
最初は、まず首輪で始める。
最近は、首輪ではなくハーネスを使用される方が多くなりましたが、最初は首輪で始めて引っ張りぐせをつけさせないようにします。
ハーネスは、犬が引っ張ってもリードから力が分散され、首に負担がかからなく苦しくないので、自分の行きたいところへどんどん引っ張るようになってしまう場合があります。
さらにハーネスでは、首に負担がかからないことからしつけなどには不向きです。
犬をコントロールするためには、リードから伝わる合図が的確に伝わることが必要があることから、首輪が適しています。
リードは短めに持つ。
リードは、愛犬が突然何かに突進しまってもその場に踏みとどまれるように短めに持ち、愛犬に【引っ張っても進めないんだ・・・】と教えることにも役立ちます。
飼い主の横で一緒に歩くことを覚えさせる。
愛犬が、突然突進したりしないようにさせるため、飼い主の横で常に一緒に歩くことが楽しいということを、次の【お散歩の練習】で覚えさせてください。
室内でのお散歩の練習
散歩中常に、飼い主の私の横で一緒に歩く練習です。
いきなり外での練習では犬が戸惑いますし、ひょっとすると外を怖がる犬がいるかも知れません。実際、我が家の子の中でも外が苦手な子もいます。まず、室内で飼い主の私の横でアイコンタクトを取りながら一緒に歩く練習をしましょう。
まず最初に、
【トイプードル しつけ方【基本をお教えします】】の記事内
【4 アイコンタクトの練習】でもご紹介いたとおり
飼い主である私の横で名前を呼びアイコンタクトが取れたら、ご褒美を一つ与えてください。
次に、飼い主の私が一歩歩いて、愛犬の名前を呼び立ち止まって、愛犬が横に来てアイコンタクトが取れたら、更にご褒美を一つ与えてください。
これを必ず、愛犬の名前を呼び一歩ずつ、名前を呼び一歩ずつを繰り返してください。必ず一歩ずつです。なぜなら部屋の中ですし、愛犬が何をしているか戸惑ってしまうからです。
一歩ずつ一歩ずつを何度も何度も繰り返すことで、歩きながら飼い主の私を見てくれるようになります。
そうすることで、飼い主の私と一緒に歩くと楽しいし、ご褒美をもらえるということを学習します。一緒に歩ける練習ができたら、外へ出る前に首輪を装着しリードをつけて歩く練習もしてみてください。
外でのお散歩練習
室内でのお散歩練習ができるようになったら、外での練習です。
ここで、前段で記述しましたが、外を怖がってしまう子がいるかもしれませんので、その場合そのまま無理やり連れ出すのではなく、玄関先や庭先でまず外の雰囲気に慣れさせてください。お外は楽しいよ・・などと声をかけながら、愛犬のペースで、愛犬が自ら外へ出れるまで慣らしましょう。
リードをつけて外で出ることができたら、外でも同じです。特に外は様々な音や光景や匂い、愛犬にとって初めてのことばかりです。この様々な変化などに惑わされないように慣れさせます。
まず、3~5m位歩いたら、名前を呼び、アイコンタクトが取れたらご褒美を一つ与えて、また少しずつ歩きこれを何度も繰り返して、名前を呼んだら飼い主の私をみて、私の横へ来れば楽しいことがあることを覚えさせてください。
アイコンタクトを取り【私の横へ来れば楽しい・・】ということを覚えれば、愛犬が何かに興味を示し立ち止まっている時などでも、名前を呼び、どうしたの・・などと声をかけたりすれば、リードを引っ張って戻さなくてもよくなり、愛犬に負担をかけないようにできるはずです。
さらに、常に私の横について私のことを意識してくれるようになるため、私の歩くペースが愛犬の歩くペースとなり、一緒に歩いてくれるようになると思います。
常に一緒に飼い主の私のすぐ横を付いて歩くということは、とても重要なことですので是非覚えさせてください。
他の犬に対して吠えてしまう場合の対処方法
他の犬に対して吠えるのは、ほかの犬に対する恐怖心であったり、コミュニケーションを取ることが苦手であったりすることがほとんどです。
恐怖心で吠えている自分の愛犬に対して、【吠えちゃダメ!】と叱るのではなく、アイコンタクトを取り【その犬はなにもしないよ・・】【飼い主の私を見て、私と一緒に歩いていれば大丈夫だから一緒に行こう・・】という感じで声をかけて、【他の犬に注目するのではなく、私を注目しなさい!】ということを覚えさせていくことが大切です。
具体的な方法
他の犬が見えたら近づきすぎず、名前を呼んでアイコンタクトを取り、【こっちの道へ行こう・・】などと声をかけ、早めにUターンしたり、道をそれる行動を取りながら、私の横に一緒に来れたらご褒美を与え、【私と一緒に来ることでご褒美がもらえて楽しいよ・・】と、繰り返し教えてください。
道をそれたりすることができなく、他の犬と遭遇してしまった場合は、前段のとおり吠えてしまっている愛犬に対して【吠えちゃダメ!】と叱るのではなく、吠えてしまっている愛犬の行動に対しては無視をして、名前を呼び続けアイコンタクトを取り、飼い主の私の横へ誘導する。吠えるのをやめ誘導できたらすぐご褒美を与える、これをくり返してください。【飼い主の私の横へ来れば楽しいことがあり、安心なんだな・・】ということを教えてください。決して叱らないでください。叱って教えるのではなく、愛犬に覚えさせることが大切です。
叱って教えると、犬はおびえて萎縮してしまいますので、叱るのではなく、様々なことを覚えさせるという意識をもって接してください。
繰り返しの訓練により愛犬の行動は変えられます。
まとめ
お散歩は愛犬たちにとってのストレス解消のひとつだと考えます。毎日毎日が忙しいと思いますが、愛犬たちも大切な家族の一員です。愛犬たちのためにもお散歩をしてあげることを心がけていただき、心も体も健康な状態を保ってあげてください。
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