トイプードル カットの種類や歴史についてご紹介

カットの種類と歴史

トイプードルのカットの種類が数多くあることをご存知ですか?
そのカットの種類と歴史をお伝えしますね・・!

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クリップ(カット)の歴史

トリミングスタイルのことをクリップということをご存知ですか?

 

このイラストのようなトリミングスタイルを見たことがありますか?

今ではドックショーやトリミングコンテストなどでしか見ることがなくなりましたが、もともと、水辺の猟を得意とする犬が先祖犬であるとされることから、冷たい水温から心臓と関節を保護する目的で胸部と足首の毛を残し、他の部位は水の抵抗を受けにくいよう刈り込むという、泳ぐための便宜からきたスタイルであったとされています。

次第にペットとして飼われるようになったことにより、被毛をカットするトリミングが必要とされ、トリマーが現れるようになり、現在に至っています。最初は決められたスタイルのトリミングスタイルだけのようでしたが、現在は様々なトリミングスタイルが生まれ、ファッション化されて、トリミング技術の基礎となったようです。

トイプードルのカットは主に2種類に分類されています

ショークリップ

ショークリップとは、ドッグショーに参加出来るカットのことです。

ドッグショーとは、純粋犬種の展示会のようなものです。各犬種に定められた基本にいかに近いかなどを審査する品評会です。

前項のイラストでご紹介した、スタイルがプードルのショークリップの基本とされてきたカットとなります。

一般社団法人 ジャパンケネルクラブ(JKC)が定める、プードルのショークリップは以下の3種類です。

【パピー クリップ】(生後12ヶ月以下)

足・尾の基部をカットしたカットの方法です。

【コンチネンタル クリップ】

前項でご紹介した、水辺の猟を得意としていた先祖犬の、泳ぐための便宜からきたスタイルから生まれたとされている、カットの方法です。

【イングリッシュ サドル クリップ】

コンチネンタル クリップに似ていますが、後ろ足部分の丸いところを 2箇所にしたカットの方法です。

ペットクリップ

ペットクリップとは、ショークリップとは違い、ドックショーの参加を目的としない、トリマーさんたちがアレンジしてデザインするカットのことです。

現在では、数多くのトリミングスタイルが雑誌などで紹介されたり、カットをするトリマーさんたちの技術の向上により、色々なデザインをアレンジしたスタイルが生まれてきていますので、参考にしながら飼い主さんの好みで、トリマーさんたちにカットをお願いすると楽しいですよ。

最近の動向についてご紹介します

テディベアカット

テディベアカットは、その名の通りテディベア(くまのぬいぐるみ)をイメージして名前がついたと言われています。

写真をみてお分かりの通り、鼻の周りを丸く残してカットするため可愛らしいデザインのカットスタイルです。

このテディベアカットを応用して、頭をモヒカンのようにカットした、「モヒカンカット」であったり、口の周りのボリュームと頭のボリュームのバランスを8の字のようなシルエットにすることで、ピーナッツのような形に見えるようにカットした、「ピーナッツカット」など、様々なカットの種類があります。

ラムクリップ

ラムとは羊を意味します。羊の顔を思い浮かべて下さい。写真のように鼻の周りがカットされていますし、もこもこした体全体の被毛を程よく残し整え、耳を大きく垂れ下がるようにカットするのが基本とされているようです。

我が家の子は、ほとんどこのカットです。

プードルは、耳が垂れ下がっていることにより、外耳炎になりやすいことから、我が家では、比較的に耳に風通しをよくさせることの出来る、ラムクリップにしています。

我が家としての参考意見ですが、比較的にマズル(鼻先まで)の短い子は、ラムクリップは適さないような気がするとういう意見です。

犬の個体によって、マズルの長い短いは様々ですので、長い短いだけでなく体全体のバランスも見ながらカットのデザインを選んであげてください。

日頃のお手入れ

ブラッシング

【トイプードルの特徴や性格とは?】の記事内で、トイプードルは抜け毛が少なく、被毛が伸びて毛玉が出来やすくなります。と、少しご紹介させていただきましたとおり、日頃からブラシでのお手入れが必要となります。

我が家の犬たちは我が家でトリミングも行うので、トリミング台を利用しブラッシングや、次にご紹介する爪切りを行います。ひざの上などで行うことが一般的のようですが、机や台の上の方が、抱っこされて可愛がってあげることと、お手入れをすることを区別するほうが良いと考え、我が家では、ひざの上などではお手入れを行わないようにしています。

ブラッシングには、金属製のスリッカーブラシと、クシのようなコームを使います。

いきなりスリッカーブラシでブラッシングをして、嫌がってしまっては、ブラッシングでのお手入れができなくなってしまいますので、まずは、体のどの部分を触っても嫌がらないように、触られることに慣れさせてから、順次、ブラシに慣れることから始めてください。

スリッカーブラシに慣れさせられたら、力を入れすぎないように皮膚と平行になるように、優しくブラッシグしてください。出来たばかりの毛玉であれば、スリッカーブラシを使えば綺麗に取ることができます。

万が一、毛玉が大きくなりすぎて硬くなってしまった場合は、スリッカーブラシで無理やりほぐさず、ハサミを使って毛玉部分を切り、毛を細かくしたあと、スリッカーブラシでほぐします。ただし、被毛の根元まで固まってしまっている場合は、ハサミで根元から切ってしまい、皮膚の通気をよくしてください。なお、皮膚が赤くなって湿疹が出来ていたり、ただれてしまっている場合は、動物病院で診てもらってください。

何度も繰り返しますが、トイプードル被毛が伸び、カットが必要な犬種ですので、毛玉が出来ないように、日頃からのブラッシングは欠かせませんので、スキンシップのためにもこまめにブラッシングをしてあげてください。

足バリ

トイプードルの被毛は体だけではなく、足の肉球の部分も伸びてきますので、足先を含めて肉球の部分もカットが必要となります。伸ばしたままにしておくと、すぐ毛玉になり、衛生的にもよくありません。

カットをしておけば、お散歩から帰って足を拭いたり、洗ったりするのも比較的簡単ですし、爪の伸び具合も確認できます。

カットには、バリカンを使用しますので、自分で行うにはちょっと大変かもしれませんので、ペットショップでトリミングを行うときにお願いするのがよいと思います。

爪切り

爪を切らずにそのままにしておきますと、歩きづらくなるだけでなく、関節に負担がかかったり、肉球に食い込んだりしてしまう場合があります。

犬の爪には血管と神経が通っており、爪が伸びると、血管と神経も一緒に伸びてきてしまいます。

我が家では、爪を切るタイミングや周期は、おおむね2週間程度としています。さらに、歩くとき、カツカツと音が聞こえるようになったら切るようにしています。

爪切りもブラッシングと同様、いきなり切るのではなく、子犬のうちから慣れさせておいてください。

まずは、手足を触ることに慣れさせ、次に肉球を触ることから始めます。次に、爪切りを手足に触れせ、嫌がらなくなったら、まず1本だけ切ってみます。上手に切らせてくれたら、爪、切れたね・・などと声をかけほめて、おやつを与えるなどして、爪切りが嫌なことではないと理解させるようにしてください。

爪切りの注意

血管の位置を把握してください。

白っぽい被毛の子であれば、爪の色も白いので、血管が爪の中心にあるのが見てわかると思いますが、白以外の被毛の子達は、爪が黒いので血管がわかりづらいと思いますので、先端から少しずつ断面を観察しながら切っていき、白い部分が見えてきたら爪切りで切るのをやめ、やすりをかけて整えます。それ以上切ってしまうと血管まで到達してしまい出血してしまいますので注意して下さい。

前足の横の部分に、狼爪(ろうそう)という部分がある場合がありますので確認してみてください。人の手にたとえると親指のような部分になります。狼爪があると、同じように爪も伸びてきますので、同じように切ってあげてください。

爪切りは、慣れないと時間もかかり大変ですが、慣れてしまえばブラッシングより時間もかからないと思いますので、徐々になれさせて習慣化できるようにして、お手入れしてあげるようにしてください。

まとめ

トイプードルのカットの種類や歴史、日頃のお手入れなどをご紹介させていただきました。

特に日頃のお手入れは、犬たちの健康のためにも、大変重要です。

ご家族皆さんで出来る範囲で、一緒に楽しみながらできるように工夫をしながら、ぜひ日頃のお手入をしてあげて、トイプドルたちとの楽しい日々を過ごしてください。

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