トイプードル しつけ方【基本をお教えします】

トイプードルのしつけ方

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しつけとは?

犬のしつけとは、人間社会の中で一緒に楽しく、お互いにストレスなく過ごせるような行動を教えることだと思います。

特に人間社会の中で、むやみに吠える、落ち着きがなく暴れる、ところかまわずおしっこやうんちをしてしまうなど、犬が私たち飼い主の望む行動ができるように、どのように学習させるか、学習させるためのトレーニング方法で気をつけることはなにか・・を、説明していきます。

トレー二ングをする際に気を付けること

犬が楽しんでいること

私たち人間は、厳しく嫌だな・・と思いながら学習することは、覚えようとする意欲が湧いてきません。犬にとっても同じことが言えます。無理やり教えようと思ってもなかなか云う事を聞いてくれません。まずは最初は、犬に対して、トレーニングは楽しいことなんだよ・・という接し方をしてみて下さい。楽しくないことは相手にしてくれませんので、まず犬がトレーニングは楽しいことだと理解させることが重要です。ただし、楽しんでトレーニングしている時間はそんなに長い時間持続しません。なかなか学習できないからといって、一回に何度も何度も繰り返すのではなく、少しずつ地道にやってみてください。

犬も飼い主も過剰なストレスがかかっていないこと

犬も飼い主も、ストレスのかかった状態でトーレーニングをしようとしても、トレーニングにはならなく無理だと思います。前述での、犬が楽しんでいることと同じです。犬がトレーニングに興味を示さなく、今はやりたくないよ・・のような、表情や態度をしている時などは、また今度にしようね・・というように、優しく声をかけて、トレーニングをやめることも、ストレスをかけずに済ませられることにつながります。

犬も飼い主も、楽しんでトレーニングすることによって、過度にストレスがかからずにいられることになりますし、ストレスがかからなければ、色々なことを覚えてくれるようになります。

誰にでも出来ること

一緒に住んでいる家族の皆さんで楽しんでできないと、上手くしつけもトレーニングも出来なくなりますので、家族の皆さんで一緒に、簡単にできることがとても重要になります。

最初は簡単にできることから少しずつ、できるだけ一緒に住んでいる家族の皆さんでやってみてください。

そうすることにより、家族の中で言う事を聴く人と聴かない人に別れなくなりますし、犬も一緒に住んでいる家族に対し信頼関係を持てるようになります。

おやつを使ったトレーニング

なぜおやつを使うのか?

上手く出来た時、最初は褒められただけでも嬉しく思いますが、ちょっと難しいことだったり、苦手なことだったりするときに、ただ褒めるだけでなく、成果としてご褒美でおやつをもらうことでまた次も頑張ろう、楽しくやろうという気持ちになれるはずですし、おやつで誘導させることで苦手を克服できることにも効果があります。

我々、人も仕事が上手くできた時に報酬としてお金を頂ければ、これと同じようにまた頑張ろうという気持ちになります。ですから犬にもおやつを使って、また頑張ろうという気持ちにさせて、トレーニングをしていきます。

報酬で使用するおやつの種類

我が家で使用するおやつは、通常毎日与えているドライフードを使用しています。一般的なおやつとしているような、ジャーキーなどは使用していません。なぜなら、通常与えているドライフードを食べなくなってしまう場合もあるからです。

ですが、今日は特別頑張ったぞ!などという時だけ、ちょっと価値の高いものを使ってください。我が家もチーズをドライフードと同じくらいの大きさにして与えています。でも少しだけですよ・・あまり頻繁にあげると、前述のように、チーズがほしくなり、通常毎日与えているドライフードを食べなくなる場合も出てきてしまいます。

特別なご褒美を与えるときは、大きなものを一度に与えてしまうより、少量で2~3回与えたほうが犬たちも喜び、また次も頑張れば特別なご褒美がもらえるので頑張るぞ・・という気持ちになり、更に新しいことを覚えるようになっていきます。

アイコンタクトの練習

名前を呼んで飼い主の目を見ること

最初のトレーニングは、犬とのアイコンタクトから始めます。アイコンタクトが取れなければ、私たちとの信頼関係が取れませんので、家族の皆さんでアイコンタクトを取れるようにしてください。

まず、名前を呼ばれたら私の目を見ることを教えます。この時に同時にお座りも教えると良いでしょう。

初めのうちは、おやつを持っていることがわかりますので、名前を呼んでもおやつの方ばかり気にしますが、時折私の目を見ます。まずは目と目が合った瞬間で、目があったね・・などと声をかけながら、手に持っているおやつをアゴのところへ持っていき、まず一つ食べさせます。

名前を呼び何度も繰り返すとすぐに目が合うようになります。これでアイコンタクトが取れるようになります。

できるだけ家族の皆さんで、何度も繰り返しアイコンタクトができるように練習してください。
犬の名前をたくさん呼び、何度もアイコンタクトをとり、よくできたね・・などと声をかけたり、褒めたり、笑顔で返すようにして、犬との関係を深めることにより、少しずつ犬の気持ちがわかるようになってきます。

これで犬もすぐ自分の名前も覚えますし、次の指示にも役立ちます。

飼い主と一緒にいると楽しい

さらに、名前を呼んでアイコンタクトができれば、名前を呼んでから、私たち飼い主からの言いたいことを伝えられるコミュニケーションのスタートを切ることができます。更に、飼い主とのコミュニケーションが取れるようになることで、一緒にいると楽しいことがあることを理解するようになります。

お座り・待ての習得

お座り・待ては犬を飼われる方がまず最初に教えることだと思います。

お座りは比較的に簡単だと思います。

前段の【アイコンタクトの練習】での応用です。

アイコンタクトを教える時、名前を呼び犬との目線が合うように教えました。この時、画像のように、目線を犬から少しだけ上から見るようにすれば、自然にお座りができるようになります。お座りができたら次は待てです。

待ては、【トイプードル フードのおすすめ情報と選び方のご紹介】の記事内【5 フードを与えるときのひと工夫】でも少しご紹介させて頂きました。食事を与える時、最初にお座りをさせてから、犬の鼻先のところで手のひらを出し、待て!を指示し、待たせます。これで一応、待ては覚えます。

ただし、食事の時は、食事が欲しいので待てると思います。これを食事以外の時に、お座りから、手のひらを出して、待てができるように、おやつを使いながら習得させてください。必ず、一つ一つの動作をさせる時には、名前を呼び、ジェスチャーを交えて教えてあげてください。

ケージやキャリーケースに慣れさせる

お留守番や夜寝るときなどにケージに入れる場合や、動物病院への移動や災害時の避難のため、キャリーケースに入れないといけない場合など、必要な時に犬が自らケージやキャリーケースに入るようなトレーニングをしておくことをおすすめします。

注意点

おやつを使って誘導するわけですが、犬が入ってくれるところまでは出来ると思いますが、入ってくれてそのまますぐにドアを閉めてしまうと、怖がってしまう場合があります。一度、怖いということを覚えてしまうと、二度と入らなくなってしまうことになってしまいますので、焦らず順番に教えてください。

まず最初は外から順番に

ケージやキャリーケースの扉を開けておき、外から順番におやつを置き、ハウス・・などと声をかけながら少しずつ中へおやつを置いて誘導します。必ず一つの行動を教える場合などは、声をかけることを忘れないでください。命令の言葉をかけなければ、犬は何をして良いのかわからなくなります。犬は、命令の言葉を覚えます。

最初は、中に入ってもおやつを求めてすぐ出てきてしまいますので、ここで中に入ったからといってすぐに扉を閉めないでください。ハウス・・などの言葉をかけて犬が自分から躊躇せずに、中へ入れるようになるまで、何度も何度も繰り返し誘導してください。

怖がらなくなったら少しずつ扉を閉める

犬が自分から中に入れるようになったら、次は少しだけ扉を閉めてみます。この時、犬が中から出ようとしたら、いつでも出られるよ・・というように声をかけ、閉めてみるだけでロックはしないようにして、ほら、出られるでしょ・・と軽く声をかけて、恐怖心をとってあげることが必要です。

扉のロックをかけるタイミング

犬が自分から中に入って、中でUターンをして入口に向いた時に、何度も何度もおやつを与え、中に入っているとおやつがたくさんもらえる・・ということを覚えさせます。

次に、中に入ってUターンして入口に向き、外へ出ようとしないで、そこで待っておやつがもらえるようになれば、一度扉を閉めてみてください。扉を閉めて自分から出てきてしまうようであれば、まだもう少しトレーニングが必要です。扉を閉めてそのまま中で待てるようになったら、ロックをして下さい。

慌てて、一日で教え込もうとするのではなく、犬の状況を見ながら、犬のペースで今日はここまで、また明日などと、少しずつ、一度怖がったり嫌がったりしてしまうと、二度と出来なくなってしまうかもしれませんので、犬も飼い主も楽しんで焦らず少しずつトレーニングしてください。

扉を開けるタイミング

特にケージから出す時の扉を開けるタイミングについては、次の点に注意をして下さい。

興奮して、ケージの中で走り回ったり、吠えていたりするときは無視をして、おとなしくなるのを待ってください。犬は、飼い主が、その時の犬に対してとった行動を覚えます。

従って、興奮しているような時、出して欲しいのね・・などといって扉を開けてしまうと、犬は興奮して走り回ったり吠えることで出してもらえる・・と覚えてしまいます。
ですから、興奮している時や吠えている時などは、必ず無視してください。興奮がさめて落ち着いた時に、お座り・・出ていいよ・・などと優しく声をかけてから扉を開けるようにしてください。

犬にとって楽しい訓練をするための 技(芸)の習得方法

なぜ技(芸)を習得させる必要があるのか?

しつけは芸じゃないと思われる方もおられると思いますが、楽しい時間として芸を習得させていくことで、犬が不安と思っている時などに、飼い主の私と芸をすることが楽しいと感じるようになり、そこで気分転換になり、不安の解消に役立つはずです。

飼い主の私との楽しい時間として、芸を習得させることにより、犬は、飼い主の私との楽しい時間は、芸をしながら遊ぶ時間だということを学習させます。

前段で紹介させていただいた、お座り・待ても、立派な技(芸)の一つです。お座り・待てを習得させておくだけでも、犬の嫌がる場所(動物病院?)であったり、災害時など、犬が不安に思っている時などに、飼い主の私と芸をしながら私のそばにいることで、リラックスし、不安の解消につながったり、時には気分を盛り上げさせたりすることにも役立ちます。

おもちゃを使った遊び

よく子犬の時期に、犬用のおもちゃを与えて遊ばせている場面を目にします。我が家もよく犬用のおもちゃを与えて遊ばせています。

皆さんもよく行っておられることだと思いますが、我が家でそのおもちゃを使ったお部屋の中でできる、おもちゃを投げて、私のところへ持ってこさせる遊びをご紹介します。

まず、お気に入りのおもちゃで、アイコンタクトを取りながらお座りをさせます。

次に、そのおもちゃをまずあまり遠くないところへ投げます。そうすると犬はそのおもちゃのところへ走って行き、咥えたりして遊びますので、私の方から近づき、咥えて遊んでいるおもちゃを無理やりではなく、そっと、そのおもちゃ私に返してくれる・・などと声をかけながら犬から返してもらいます。犬が返してくれたら、いい子だね・・と声をかけながらおやつを一つ与えます。私が近づき、犬が自ら、おもちゃを返してくれるように何度も繰り返します。

犬が自ら、おもちゃを返してくれるようになったら、次は私から取りに行くのではなく、こっちへ持ってきて・・と声をかけます。犬は最初戸惑うと思いますが、おもちゃを返すと、おやつをもらえていい事があると学習していますので、私のところへ持ってくるような仕草をし始めますが、すぐには私のところまで持ってきません。途中で立ち止まって咥えているおもちゃをその場で置いてしまいます。そこでは、私の方からそのおもちゃを取り、もう一度投げ、こっちへ持ってきて・・と声をかけ私のところへ持ってこさせます。犬が自ら、おもちゃを咥えて私のところへ持ってきて置けるようになったら、いい子だね、良くできたね・・とほめて、おやつを与えてください。

ご家庭の中で犬とのコミュニケーションは必要です、これは、ご家族の皆さんと犬とのコミュニケーションをとるための一例です。

家族全員で犬とのコミュニケーションをとる

犬との色々な遊びを覚えさせるような場合は、できるだけ家族全員で犬とのコミュニケーションをとっていただくようにしていただき、家族全員で犬との信頼関係を築き上げ、トイプードルたちとの楽しい日々を過ごすことができるように心がけてください。

我が家では、あまり、技などは教えていませんが、皆さんは是非、色々な技や遊びを試してみてください。

まとめ

犬も人間も同じで、コミュニケーションが大切です。色々な会話をし、相手を理解できなければコミュニケーションが取れません。人間と同じように、犬に対してもたくさん会話をしてあげればコミュニケーションが取れ、気持ちが理解できるようになります。根気よく気長に接していただき、犬たちがストレスなく暮らしていけるようしつけて頂ければと願います。

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